当院の外科は、阪神南医療圏における急性期医療(とくに癌診療)の中核施設としての役割を維持・発展すべく、有望な人材の確保とともに診療体制の強化を行ってきました。昨年度には、経年的に増加してきている悪性腫瘍に対応すべく、外科を消化器外科(上部消化管、下部消化管、肝胆膵領域)と乳腺外科に再構築し、南9階を急性期病棟、北9階を癌化学療法と緩和ケアの病棟に再編成いたしました。加えて、がん診療連携拠点病院として、セカンドオピニオン外来の開設とともに、関連診療科との腫瘍カンファレンスや組織横断的な“がん化学療法”、“緩和ケア”や“乳がんケア”のチームも活躍しています。
日本外科学会、日本消化器外科学会、日本乳癌学会の認定施設であることからも、1・2年次の初期研修医、3年次以降の後期研修医や大阪大学医学部からの卒前教育実習も受け入れております。スタッフはそれぞれの帰属学会の指導医、専門医や認定医の資格を取得しており、科学的根拠に基づいた診療を行う中で、不確かなことについては質の高い臨床試験に参加して、新たなエビデンスの発信にも心がけています。
| グループ | 担当医 | 診療・研究の紹介 |
|---|---|---|
| 上部消化管グループ (食道・胃) |
田村 茂行 三木 宏文 岡田 かおる |
★昨年の手術症例は食道癌19例、胃癌132例、胃GIST 9例など★内視鏡治療としては食道粘膜癌に対する粘膜切除術を8例に、内視鏡的胃瘻増設術を40例以上に実施した★ガイドラインを基本とし、個々の患者様に最適と思える治療法の提供を心がけている★多施設共同研究にも積極的に参加し、抗癌剤治療や放射線治療にも力を入れている。 |
| 下部消化管 (小腸、大腸、肛門) |
岡村 修 中田 健 鈴木 玲 |
★ガイドラインに則った標準治療を原則とし、内視鏡治療・腹腔鏡下手術・開腹手術・抗癌剤治療などから最も適切な治療法を選択、提供している★昨年の手術症例は結腸癌100例、直腸癌38例、その他の腸手術89例★腹腔鏡下手術の適応症例が増加しおり、昨年は腹腔鏡補助下結腸切除術13例、腹腔鏡補助下小腸切除術2例を施行した★抗癌剤治療では、個々の患者様の希望、ライフスタイルやQOLの観点から、外来で施行可能な副作用の少ない治療メニューを多施設共同研究として実施している。 |
| 肝胆膵領域 | 杉本 圭司 中平 伸 |
★肝胆膵・悪性疾患の年間手術件数は約70例(肝切除術37例、胆道悪性疾患手術16例、膵臓手術15例)★治療方針は肝癌・膵癌診療ガイドライン、胆道癌の診断と治療のあり方に沿って個別に検討している★良性疾患の年間手術件数は約130例で、腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下胆管切石術を中心に低侵襲手術に心掛けている。 |
| グループ | 担当医 | 診療・研究の紹介 |
|---|---|---|
| 乳腺外科 | 高塚 雄一 柄川 千代美 |
★乳癌の年間手術件数は約250例★乳房温存術の割合は約65%であり、大きな腫瘤には術前化学療法後に乳房温存術を勧めている★腋窩リンパ節転移陰性例には先進医療としてセンチネルリンパ節生検を、乳房切除術後には形成外科での乳房再建を紹介している★術前検査は全て外来にて行い、手術前日に入院、術後は乳房温存術で3〜4日、乳房切除術では7日程度である★乳房温存術後には放射線治療(5〜6週間)を原則とし、乳房切除術でも再発危険群には放射線治療を勧めている★術後の薬物療法に際しては、ガイドラインに則っていくつかの選択肢を提示しながら、チームで一緒に考えている★再発乳癌の場合は、QOLの改善に重きを置いた治療計画を立てており、臨床試験への参加も依頼している。 →乳腺外科のご案内ページへ |


● 外科臨床業績
(PDFファイル 560KB)
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部長:高塚 雄一 | ![]() |
医員:柄川 千代美 |
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第1部長:田村 茂行 | ![]() |
第2部長:杉本 圭司 |
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副部長:三木 宏文 | ![]() |
副部長:岡村 修 |
| 医員 | : | 鈴木 玲 | レジデント | : | 吉村 弥緒 | |
| : | 中田 健 | : | 宇治 公美子 | |||
| : | 中平 伸 | : | 吉田 敦子 | |||
| : | 岡田 かおる | : | 吉岡 康多 |