当院の外科は、阪神南医療圏における急性期医療(とくに癌診療)の中核施設としての役割を維持・発展すべく、経年的に有能な人材の確保とともに診療体制の強化を行ってきました。スタッフとしては、消化器外科(上部消化管:3名、下部消化管:3名、肝胆膵領域:2名)の8名と、乳腺外科:2名の計10名で診療・研究・教育に従事しています。加えて、それぞれの領域の専門・認定看護師や関連職種を組み込んだチーム医療も定着しており、診療レベルの向上とともに、患者さんの満足度や医療安全の面でも評価されています。
日本外科学会、日本消化器外科学会、日本乳癌学会の認定施設であることからも、1・2年次の初期研修医(6名)、3年次以降の後期研修医(6名)や、関連施設からの卒前教育実習も受け入れております。スタッフはそれぞれの帰属学会の指導医、専門医や認定医の資格を取得しており、科学的根拠に基づいた診療を行う中で、不確かなことについては質の高い臨床試験に参加して、新たなエビデンスの発信にも心がけています。
| 担当医 | 診療・研究の紹介 |
|---|---|
| 田村 茂行 三木 宏文 竹野 淳 |
★食道がんの治療は進行度に応じ内視鏡的粘膜切除から切除術、化学放射線治療など患者さんとの十分なインフォームドコンセントの上で治療を選択し実施しています。年間症例数は内視鏡的粘膜切除術が5-10例、食道癌切除術が10-20例、化学法放射線治療が15-20例です。術前合併症のある症例や高齢者では積極的に二期分割手術を行っていて、より安全な治療を心がけています。 ★胃がんの手術症例は年間およそ100-130例で、一時中断していた腹腔鏡補助下胃切除術も平成21年7月より再開しています。平成22年は92例(幽門側胃切除術:64例、胃全摘術:19例、噴門側胃切除術:5例、その他:4例)の切除と7例バイパス術を行いました。進行胃がんに対しては腹膜転移診断のための審査腹腔鏡検査を積極的に行っていて、昨年は10例に行いました。多施設共同研究にも積極的に参加し、高度進行・再発胃がんにも積極的に化学療法を実施し、効果をあげています。 ★その他では、食道アカラシアや食道裂孔ヘルニアに対しては腹腔鏡下手術を行っています。また、胃・十二指腸潰瘍穿孔に対する緊急手術は6例、内視鏡的胃瘻造設術は64例に実施しました。 →上部消化器外科のご案内ページへ |
| 担当医 | 診療・研究の紹介 |
|---|---|
| 加藤 健志 中田 健 鈴木 玲 |
★大腸癌に対する集学的治療を中心に、急性腹症に対する緊急手術や、ヘルニア・肛門疾患など良性疾患に対する治療にも積極的に取り組んでいます。 ★大腸癌の治療に関しては、ガイドラインに沿った標準治療を原則とし、内視鏡治療・腹腔鏡手術・開腹手術・抗癌剤治療などから最適なものを選択しています。 ★平成22年の手術症例は、大腸癌135例(結腸癌107例+直腸癌28例)で、このうち64例では腹腔鏡手術を施行しました。その他、腸穿孔やイレウスなどの緊急手術は97例で、急性虫垂炎は26例(ほぼ全例腹腔鏡手術)、鼠径ヘルニア127例、腹壁ヘルニア19例などの手術を行ないました。 ★切除不能・再発大腸癌に対しては、エビデンスに基づいた世界標準のレジメンを駆使し、外来化学療法を中心に、患者さん一人ひとりに合ったオーダーメイド治療をすすめています。 2010年の手術症例
→下部消化器外科のご案内ページへ![]() |
| 担当医 | 診療・研究の紹介 |
|---|---|
| 武田 裕 中平 伸 |
★肝胆膵・悪性疾患の年間手術件数は約50例(肝切除術30例、胆道悪性疾患手術10例、膵臓手術10例)。 ★治療方針は肝癌・膵癌・胆道癌診療ガイドラインに沿い、科学的根拠に基づいた治療を行っている。肝癌は、消化器内科、放射線科とCancer Boardを立ち上げ、院内検討会を行い治療方針を決定している。切除術式は、腹腔鏡下肝切除術(年間約35例)から高度脈管浸潤を伴う進行癌に対する切除術(門脈腫瘍栓摘出、下大静脈腫瘍栓摘出再建)まで施行している。膵癌・胆道癌は、血管合併切除を含む積極的切除に加えて化学療法も積極的に施行している。また低侵襲手術として、膵管内乳頭粘液腫瘍(IPMN)や粘液性嚢胞腫瘍(MCN)、膵内分泌腫瘍に対する腹腔鏡下膵尾側切除も施行している。 ★良性疾患の年間手術件数は約150例で、腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下胆管切石術、腹腔鏡下摘脾術を中心に低侵襲手術に心掛けている。 →肝・胆・膵外科のご案内ページへ |
| 担当医 | 診療・研究の紹介 |
|---|---|
| 柄川 千代美 沖代 格次 |
★乳癌の年間手術件数は約220例。 ★乳房温存術の割合は約65%であり、大きな腫瘤には術前化学療法後に乳房温存術を勧めている。腋窩リンパ節転移・陰性の患者様にはセンチネルリンパ節生検を、乳房切除術後には形成外科での乳房再建を紹介している。 ★術前検査は全て外来にて行い、手術前日に入院、術後は乳房温存術で3〜4日、乳房切除術では7日程度である。 ★乳房温存術後には放射線治療(5〜6週間)を原則とし、乳房切除術でも再発危険群には放射線治療を勧めている。 ★術後の薬物療法に際しては、ガイドラインに則っていくつかの選択肢を提示しながら、チームで一緒に考えている。 ★術後フォローに際しては、地域の乳腺専門クリニックとの地域連携に取り組んでいる。 ★再発乳癌の場合は、QOLの改善に重きを置いた治療計画を立てており、臨床試験への参加も依頼している。 →乳腺外科のご案内ページへ |


● 外科臨床業績
(PDFファイル)
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部長:田村 茂行 外科部長兼任 |
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副部長:三木 宏文 |
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部長:加藤 健志 |
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副部長:中田 健 |
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部長:武田 裕 |
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副部長:柄川 千代美 |
| 医員 | : | 鈴木 玲 | レジデント | : | 金村 剛志 |
| : | 中平 伸 | : | 内山 千恵子 | ||
| : | 竹野 淳 | : | 中 美千子 | ||
| : | 沖代 格次 | : | 革島 洋志 | ||
| : | 向井 洋介 | ||||