当院整形外科、<股関節外科・膝関節外科>チームにおいて、平成23年4月より「先進医療」である“実物大臓器立体モデルによる手術支援”の認定施設として承認されました。現在までに主に人工股関節全置換術・人工膝関節全置換術を受けられる患者様に使用しており、患者様から最新の技術で手術が受けられたと評価頂いております。
責任担当医師
花之内 健仁
先進医療*は手術計画を術前、術中に術者が手にとって確認できるというもので手術を安全かつ正確に行うことのできる最新の医療技術です。
手術では、骨をどのような角度で、どの程度切るないし削るかが非常に重要でそれが術後の合併症の発生率に大きく関わってきます。しかしながら現在手術の計画は単純X線という2次元の、奥行き感のない画像で行わないといけなく、実際の術野で見る様な立体的な骨の形状を想像することは容易ではありません(下図は人工股関節全置換術を例に挙げています)。

そこで患者様の術前CTデータから3次元画像を作成し、その画像を基に人工関節の設置計画を立案し、そして手術対象となる骨の鋳型、“立体モデル” を合成樹脂で製造することにしました。


これによって術前の段階から切る位置・角度、削る量・深さ、方向等を立体的に手にとって確かめることができ、術前の計画を術中に忠実に再現できるようになります。これによって従来の手術の過程を短縮できる箇所もあり、手術時間の短縮や手術の安全性が高まると考えられます。

個々の患者様に合わせたより正確・安全な手術を目指しチーム全体で取り組んでいく予定です。ご不明な点は整形外科外来までお気軽におたずねください。
| * | 先進医療とは、新しい医療技術の出現・患者ニーズの多様化等に対応するために、健康保険の診療で認められている一般の医療の水準を超えた最新の先進技術として、厚生労働大臣から承認された医療行為のことを指します。保険診療と併用して、特別料金(先進医療に必要な費用)を患者様にご負担頂くことで、高度の先進医療を提供するものです。上記の治療内容に対しては、主治医を通じて上記責任担当医師に、費用に関しては医事課にご相談ください。 |
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