社会の高齢化に伴い、それに関連した疾患が増えており、当科でも眼瞼下垂や下肢静脈瘤などの患者様が増加傾向にあります。糖尿病や動脈硬化症などによる足の潰瘍の患者様も増加しており、これらの疾患に対しより良い治療を行うよう心がけております。もちろんそれ以外の形成外科的疾患として、熱傷、顔面骨骨折などの顔面外傷、耳介奇形などの先天異常、乳房再建など悪性腫瘍後の再建など、形成外科学会認定施設として幅広く対応しています。
また、大阪大学医学部にも美容医療講座が開設されたように、美容外科手術もひろがりを見せており、それに伴ってトラブル例もみうけます。当院では純粋な美容外科手術は行っておりませんが、これらトラブルには対応するようにしています。
ある程度年齢を重ねると、眼瞼は多かれ少なかれ下垂してきます。信州大学形成外科の松尾清教授によると肩こりや頭痛などと眼瞼下垂は無関係ではなく、実際当科で腱膜性眼瞼下垂の手術を行った方にも、それらが改善される患者様がおられます。
下肢が重いなどの症状や下腿に皮膚炎が起こるなどだけではなく、肺梗塞などの血栓症の原因ともなります。硬化療法からストリッピングまで、症状や患者様の要望に応じ行っています。専門外来をもうけていますが、まずは一般外来を受診してください。
最近では血管治療の進歩により、以前なら下腿や大腿での切断を余儀なくされるような場合にでも、潰瘍だけの治療や足趾だけの切断ですむことも増えています。現在でも切断は必ずしも避けられるわけではありませんが、できるだけ小範囲の犠牲ですむようにしています。
外科との協力の下、現在はティッシュエキスパンダー(組織拡張器)とシリコン製のインプラントを用いた方法を主に行っています。インプラントは豊胸術にも用いられているもので、身体の他の部位を犠牲にすることなく乳房の再建を行えるため、身体的負担が少なくてすむという大きな利点があります。当院では、昨年アメリカのFDAで認可されたMENTOR社とINAMED社のインプラントを使用しています。
● 形成外科臨床業績
(PDFファイル 200KB)
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部長:浅田 裕司 |
| 医員 | : | 峯岸 芳樹 |
| レジデント | : | 西川 涼子 |