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診療情報管理室は、診療録をはじめとする診療諸記録の管理・保存と利用を担当する部門です。診療補助部門である医療情報部の中に位置づけられ、副室長として看護師長の経験もある水口診療情報管理士をはじめ、6人(退院診療録・古いX線写真)と8人(外来診療録)が専任職員として従事しています。

現在のみならず過去の診療記録は、患者様の利益や医療の質と安全の確保にとって非常に重要です。たとえば、最近社会問題となっているアスベスト関連疾患の認定の際には、過去の診療記録が重要な証拠となりえます。ですから、法律で定められた保管義務年数に関わらず、なるべく長期間記録を保存するように努力しています。

個々の記録を保管管理するだけでなく、日々の診療活動で得られた多数のデータを集積し活用することも重要な仕事です。各種の診療指標の算出はもちろんのこと、たとえば入院患者様の職業歴を含む基礎的なデータは、標準的なコードを利用し、全国36カ所の労災病院との共用データベースに入力しています。患者データの大きさからいうとわが国有数のデータベースの一端を担っております。これにはアスベスト関連の特殊疾病の登録も含まれます。また、当院はがん診療連携拠点病院の指定をH19年1月末に受けましたが、それに先立ち、わが国では立ち後れている「院内がん登録」の体制も整えました。職業歴や生活習慣の項目も取り入れた関西労災病院ならではの登録システムとしています。これらの基盤システムを活用し、医療の評価と地域や全国における病気の発生率算出と原因究明(疫学研究と言います)のため、地域のリーダーとして貢献して行きます。

もちろん、個人情報保護法に則り、適正な個人情報の取り扱いに努め、患者様の大切な情報が漏れたり、失われたりしないように努力しています。年間1万4千人の退院患者様のデータ処理は大変ですが、当院の診療の質や地域社会における衛生水準の向上に貢献するのだという自覚と誇りをもって、日々努力を続けております。

スタッフ

部長: 和田 安彦 部長:和田 安彦
(医療情報部 部長兼務)日本衛生学会評議員、日本医師会認定産業医
顧問:清谷 哲朗 顧問:清谷 哲朗
(医療情報部 顧問兼務)
ISO/TC215(国際標準化機構保健医療情報技術委員会)エキスパート
日本医療情報学会評議員国立保健医療科学院非常勤講師

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