
2004年度から医師の臨床研修(歯科は06年度から)が義務化されています。
そのため、大学での医学教育(6年間)を経て、国家試験により医師免許取得。その後は臨床研修医として、上級医の指導のもとで臨床経験を積む“卒後教育”が必要とされます。
すなわち、診療に従事しようとする医師は2年以上(歯科医は1年以上)の臨床研修が義務づけられているのです。
臨床研修では「医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず医学・医療の社会性ニーズを認識しつつ、日常診療で遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリー・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身につける」という研修理念に則し、その目標が明確にされています。
研修医は一般に、臨床経験1-5年目程度の医師をさします。
うち1-2年目を初期研修医、3-5年目程度を後期研修医とするケースが一般的です。
なお、研修期間中ですが医師法上は「医師」であり、診療上の制限はまったくありません。
医師免許取得前に行われた、かつてのインターン制度(1968年に廃止)とは異なるものです。


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当院は、一学年につき8名の初期臨床研修医を採用しています。病床数(642床)に比し、少ない人数設定で、指導医/上級医の目が行き届きやすい体制となっています。各研修医にあった細かな指導ができています。
当直/日直も、来院する全ての患者の診療に関与する体制をとっています。
この当直/日直を月平均4回こなすことで、様々の領域の症例を経験でき、2年間の初期研修終了後には、様々な疾患に対する初期対応ができるようになります。

今、社会は医師にさまざまなものを求めています。しかし、良き臨床医として、医師としての使命感、患者や家族に対する誠意は、なによりも大切かと思います。
これらを確立するためには、ただ受け身の研修をするだけでは不十分です。
多くの症例を通じ、また多くの上級医・指導医を通じ、良き臨床医とはどうあるべきかを、自分でじっくりと考え、また学び取ってもらいたいと思っています。